「くらえっ!」
ギルダスは愛剣イセベルグを大きく振りかぶると目の前のグレムリンにむかって全力で振り下ろした。
「ギエエェェェェ・・・」
グレムリンは断末魔を残して消え去った。
グレムリンが消滅したのを確認してギルダスは剣を収める。
後ろを振り向くが辺りに人の気配はない。
「はぐれちまったか・・・。」
グレムリンを追う時に、ランスロットの制止の声がきこえたがギルダスはそれを無視して単身沼地の奥までやってきていた。
さっさと仲間の元に戻ろうとその場で振り返る。
足元で水をバシャバシャと蹴飛ばしながら今来たほうに向かって歩き出した。
突然、ギルダスの足が後ろに払われた。
「ぅわっ・・・」
声を上げようとしたが、大きく転んだギルダスは水面に顔をつけてしまい声を出すこともままならない。
必死で息をしようと水面に顔をだそうとするが、手足に何かがからみついてきて自由に動くこともままならない。
呼吸ができたのは、その何かがギルダスの体を引っ張りあげたときだった。
「っぶは」
必死で息をしながら、自分の体に絡み付いてくるものを確認する。
「オクトバス・・・」
水生モンスターのオクトパスがギルダスの手足に絡み付いていた。
とっさに剣に手を伸ばすギルダス。
だが、水中ではオクトパスに分があった。
ギルダスの意図を察したのかオクトパスの足がギルダスの剣をからめとる。
さらにギルダスの手足に絡ませている足を引き寄せ、ギルダスの体を自分の頭の上に押さえつけて固定した。
「ちくしょう、はなせっ!」
だがギルダスの声もむなしく、オクトパスの足はギルダスの体を捕らえて話そうとしない。
それどころか、あまった足はギルダスの体を撫で回し始めた。
「な、なんだ?」
ギルダスが戸惑っている間に、オクトパスは目的のものを見つけたかのように足の動きをとめる。
やがてかちゃかちゃという金属の音が聞こえてくる。
「嘘だろ、おいっ」
金属音は、ギルダスの鎧を脱がせていく音だった。
しばらく小さな音が繰り返される。
やがて完全にギルダスの鎧は脱がされてしまった。
心なしかオクトパスの足が嬉しそうにギルダスの体を這い回る。
足の一本は腹をなでながらシャツの下にもぐりこむ。
ギルダスの腹を、胸をぬるぬるとした足が撫でまわす。
「よせよっ、おいっ」
さらに、別の足がズボンの上からギルダスの股間にからみつく。
それだけでギルダスの体がびくりとふるえる。
その反応を楽しむようにオクトパスはその部分を重点的に攻め始めた。
それだけでしばらく処理していないギルダスの男根は大きく張り詰める。
「っ・・・ぁああっ」
いつの間にかベルトが外されており、オクトパスの足はギルダスのズボンのなかへ侵入する。
ぬるぬるとした感触が亀頭をはいずりまわる。
ギルダスの中心を快感が走る。
体を大きくのけぞらせ、口からは嬌声をもらしている。
「はっ・・・ああっ・・・くあぁぁっ!」
いつのまにか着ていたものはすべて奪われ全裸で大きく脚を広げる形になっている。
胸を、肛門を、張り詰めた男根をぬるついた足が愛撫するように撫でまわす。
男根の先からだらだらと先走りを垂らしながらギルダスの腰がゆっくりと前後に動く。
その意図を汲み取るように足はギルダスの男根に絡みつき、ゆっくりと前後に動き出す。
ぐちゃぐちゃという音があたりに響く。
「ああ、いい。いいぞ・・・。」
快感を助長するようにギルダスも足の動きに合わせて動く。
そのとき、声が聞こえた。
「ギルダス、どこだ!」
ランスロットの声が茂みの向うから聞こえてくる。
一瞬、状況が理解できずにギルダスは声をあげる。
「団長!」
だが、すぐに自分が間違いを犯したことに気が付いた。
全裸でオクトパスに犯されている今の状況を見られるわけにはいかないのに。
がさがさと茂みを掻き分ける音が聞こえてくる。
呼応するようにオクトパスの足の動きが速くなる。
「だ、団・・・ああっ・・・」
ぐちゃぐちゃという音をさらに大きくしながら激しくギルダスのモノがしごき上げられる。
そのときちょうど目の前に、ランスロットが姿をあらわした。
「ギルダ・・・。」
その状況をみてランスロットの動きが止まる。
オクトパスはランスロットによく見えるようにじりじりと歩み寄りながら、さらにギルダスを激しく攻め立てた。
「ふっ・・・ううっ・・・。」
尊敬する団長に見られているのだということがさらにギルダスの快感を助長する。
止まっていたギルダスの腰が再び動き出す。
「ああっ、団長、いいっ、団長ッ!」
さらに大きな声で嬌声をあげながらギルダスは快楽をむさぼる。
「もうだめだっ、出るッ!!」
自分の股間につきささるランスロットの視線を感じながら、ギルダスは腰を大きく突き出し
これ以上ないほどに張り詰めたモノの先端から精液を吐き出した。
はじけとんだ液体はランスロットにまで届き、彼の顔を鎧を白く染めていく。
そして、ギルダスは意識を手放した。