クッパは流れている水で手を洗うとトイレから出た。
「冬場はトイレが近くなっていかん。」
 そんなことをぶつぶつ言いながら部屋へと戻る。
マリオに会うために今日もピーチ誘拐作戦を展開中だが、
相変わらず部下が報告するのは失敗したという事実だけであった。
そのたびにクッパは部下を叱り飛ばす。
それが部下達には恐れられており、カメックなどは心労で倒れてしまったほどだ。
「まったく、あの程度で倒れているからマリオに出し抜かれるのだ。」
 などと口では文句を言いつつも倒れたときは本気で心配し、
必死で看病させたのである。
今もベッドで療養中のカメックを見舞うためにトイレと言い訳をつけて部屋を抜け出してきたのだ。
なんだかんだいいつつも部下思いのクッパであった。

 

「カメック、入るぞ。」
 言うのと殆ど同時に扉をあけ、部屋に入る。
病人ということで特別に大きな部屋を与えられていた。
『・・・!?』
 中にいた人物と目が合う。
そこにはよく見知った顔があった。
大きな口にとがった角。なにより特徴的な甲羅。
体色はやや黒いが、そこにいたのは間違いなくクッパ本人であった。
「貴様何者だ!」
 部屋に入ってきたクッパが叫ぶ。
「ワ、ワガハイはクッパだ!」
 黒いクッパも負けじと叫び返す。
「何をいうか!クッパはワガハイだ!」
 そう言ってクッパは黒いクッパに飛び掛った。
とっさに反応が出来なかったのか黒いクッパはその場に殴り倒される。
「ワガハイの偽者にしては他愛もない・・・。」
 殴り倒された黒いクッパは起き上がることが出来ず、
そのままの体勢でじたばたともがいている。
その様子を眺めながらクッパは何かを思いついたらしく、ニヤリと笑った。
「よし、どれだけ上手く変装しているかワガハイが調べてやろう。」
 そう言ってクッパは黒いクッパの尻尾をつかむと総排泄肛に手を突っ込む。
「な、何をする!」
 黒いクッパは必死になって抵抗しようとするが結局手足をばたつかせるだけで何もできない。
やがてクッパの手によって黒いクッパの性器がひきずりだされた。
まだ勃起していないそれはだらりと垂れているものの、とてつもない大きさだった。
「ふむ・・・少し大きさが足りんのではないか?」
 そういいつつクッパはサオに手を伸ばして手で刺激を与えていく。
黒いクッパは歯を食いしばり必死に耐えようとするが、それはあっという間に天をつくほどに屹立した。
先端からは先走りが溢れ出し、クッパの手が動くたびにくちゃくちゃという卑猥な音が響く。
黒いクッパは快感に耐えるために歯を食いしばり全身を突っ張らせていた。
クッパはそれをみてさらにいたずら心が湧きあがる。
その場にかがみこむと、手にもっている黒いクッパのペニスに舌を絡みつかせた。
黒いクッパの体がびくりと跳ね上がる。
クッパは大きなそれをすべて口に含むとそのまま上下にしゃぶり上げた。
ぬるぬるした感覚に驚いたのか黒いクッパが必死で顔を起こし現状を確認する。
「あああっ!」
 自分の現状をみて興奮したのか、あっという間に黒いクッパは射精してしまった。
クッパはゆっくり体を起こし、口の周りの精液を拭い取る。
「ワガハイもしっかり楽しませてもらうぞ・・・。」
 そういうとクッパは呆然としている黒いクッパを裏返し、尻尾を抱えあげると
すでに大きく反り返っている自らのモノを黒いクッパの肛門にあてがった。
「ま、まて。そんなものを入れられてはワガハイが・・・」
「黙れ!」
 クッパは一気に黒いクッパの穴に凶器をつきたてた。
「があぁぁっ!!」
 あまりの大きさに黒いクッパは激痛を覚え叫び声をあげる。
それにも気にとめずクッパは黒いクッパの尻尾を抱えたまま背中の角を握り力強く腰を降り始める。
「ぬぅっ、いい締りをしておる・・・。」
 予想外の快感にクッパも思わず声をあげる。
「ふっ、くおっ、ぬあっ!」
 黒いクッパも突き上げられるたびにうめき声をあげ、先ほど出したばかりにも関わらず
巨大なイチモツの先から先走り液をだらだらと流していた。
クッパもSEX自体がご無沙汰であったためすぐに上り詰めていく。
「ワガハイ、すぐにイくぞ・・・!」
「ワガハイも、もう耐えられん!」
 激しく腰を振り、まさに獣同士の交尾を繰り広げていた二人はまもなく絶頂を迎えようとしていた。
クッパの動きはさらに激しくなり、骨同士がぶつかり合う音すら聞こえてきそうな勢いであった。
「もっと締めろ!」
「うぬっ!もう、もうワガハイ出すぞぉっ!」
 その言葉とほぼ同時に、黒いクッパは床に向かって大量に精液を撒き散らした。
「ワガハイもイくぞっ!」
 強く締め付けられ、クッパも黒いクッパの体内に激しく射精を繰り返した。

 

 やがて二人の体から力が抜け、黒いクッパの上にクッパがのしかかる。
それと同時に黒いクッパの姿が消え、クッパは地面の上に倒れこんだ。
「何だ!?」
 クッパが慌てて起き上がると、黒いクッパがいたはずの場所には全裸のカメックが気を失って倒れていた。
クッパは慌ててカメックを拾い上げると精液で汚れた体を拭い、ベッドに寝かせてやる。
「なるほど、偽者はカメックが変身しておったか・・・。」
 黒いクッパの正体を知り、クッパは納得顔で頷いている。
細かいことを問いただすのはカメックが回復してからにしようと思いクッパは部屋を出た。

 


―――カメックの回復が予定よりも大幅に遅れたのは言うまでもない。