「さっさといけ!」
クッパの一喝で頭を下げて震えていたカメックは慌てて部屋を飛び出した。
毎度毎度のピーチの誘拐もライバルであるマリオによって予測され、
さすがに最近は失敗が続いていた。
「カメックめ、ワガハイの計画を台無しにしおって・・・。」
クッパは1人、椅子に座ったままイライラと独り言を呟いた。
まともに考えれば計画を邪魔したのはマリオであって、
カメックに当たるのは(よほどの失敗をしていない限り)筋違いというものである。
しかし、クッパにとって計画を台無しにするのはマリオではなかった。
「これではワガハイがマリオにあえんではないか・・・。」
クッパの計画は常にマリオに会うためにあった。
ピーチをさらうのも、単に自分の魔法をとく能力があるから、という点に他ならない。
最初は確かにキノコ王国を侵略するつもりだった。
しかし、その時自分の前に立ちはだかった1人の髭オヤジ。
クッパはその男に心を奪われ、その時の計画は失敗した。
それ以後、彼は常にマリオに会うためだけに計画を立てていたのだ。
整った髭、大きな鼻、逞しい腕、やや突き出た腹。
それらを思い描くだけで、クッパの体は熱く火照るのだった。
「むう・・・。」
クッパは困ったように自分の股間を見つめた。
そこには、普段は尻尾に収納されているはずの大きな黒い棒が天をついてそびえたっていた。
マリオのことを思うだけでクッパのペニスは総排泄肛から出てきてしまうのだ。
クッパは自慢のモノをゆらゆらと揺らしながら椅子から立ち上がり、地面に座りなおすと
尻尾を引き寄せてそっと自分のモノに触れた。
「ううっ・・・。」
すでにぱんぱんに張った亀頭の先からは先走り液がたらたらと溢れ出している。
根元をつかみ、幹をさすりながら先端に舌を這わせる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
クッパの荒い息とぴちゃぴちゃという音が広い部屋に響く。
たまらなくなったクッパは先端だけでなく、一気に根元まで咥えこんだ。
目をつぶりマリオとのSEXを夢想しながら必死で自分のものをしゃぶる。
それだけで射精してしまいそうになり、クッパはあわてて口を放すとそのまま仰向けに倒れこむ。
「・・・マリオ。」
普段は決して聞かせることのない弱々しい声で愛する男の名を呼びながらさらに自分のサオに手を伸ばす。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てながら、右手で激しくサオをしごく。
左手はサオの根元に手を回し、総排泄肛の中にある肛門をもてあそぶ。
「マリオ・・・もっと激しく・・・マリオ・・・。」
自分の左手の指をマリオのサオに見立て、奥へ奥へと指をいれ激しく動かす。
クッパの息がさらに荒くなり、全身の筋肉が浮き上がる。
クッパのペニスは先ほどよりもさらに一回り大きくなり、血管も浮いている。
限界が近いことは明らかだった。
「もういくっ、いくぞおっ!!」
クッパは大声でそう叫ぶと右手を激しく前後させた。
びくびくと体が痙攣し、大きく反り返った黒いモノの先端から白い液体が顔にむかって吐き出される。
何度も何度も体液を吐き出し、射精が終わってからようやくクッパは右手を止めた。
「マリオ・・・。」
愛する男を思い、顔についた自分の精液を舐め取る。
快感の波が引き、少しずつ気だるさが体を支配していく。
「カメック!カメック!!」
全身精液にまみれ、大きなペニスを露出したまま大声でクッパはカメックの名を呼んだ。
―――――――カメは1人では起き上がれない。