「北の街」設定資料集

城塞都市「アティクア」

北からの異民族の侵入に備えて作られた都市。
周囲が城壁に囲まれており、国の中心から派遣されている軍隊によって
住民の安全は保障されている。
ここ数十年異民族が侵入したことはないため、軍人達も比較的のんびりしている。
今年は、近年まれに見る大雪で住民達の生活に多少の混乱が生じている。


娼館「ソドム」

「北の街−男娼編−」の主人公が勤める、というよりも育った場所である娼館。
主に男娼を扱っており、娼婦は十年ほど前に辞めて以来一人も在籍していない。
うらびれた通りに存在しているが、男娼の質がいいと一部の者たちの間では噂となっている。
軍人や領主など、権力者の利用が多い。


居酒屋「氷室」

最近アティクアで流行っている、東洋風飲食店「居酒屋」のブームの走りとなった店。
少々わかりにくいところにあるが、主人はあらゆる情報に詳しく、料理も上手いと専らの評判。
実は何か秘密があるとか・・・。


宿屋「オムリア」

「氷室」の隣に有る小さな宿屋。
主人にそんなつもりは毛頭ないが、なぜかゲイの溜まり場と化している。
たまに日暮れ時には乱交が行われている場合もあるので、ゲイマップを作る際は要チェック。

 


熊獣人「ビッグ」(15)

「北の街−男娼編−」の主人公。本編では一切名前がよばれる事はない。
この名前はいわゆる源氏名で、彼の性器の大きさからその名がついた。
捨て子であったため、正式な名前はもっていない。
彼を育てた娼館の主人は彼を「熊」と呼ぶ。
熊獣人の成長はほぼ人と同様で、18前後で成人する事が多い。


熊獣人?「ワイルド」(?)

「北の街−男娼編−」にてビッグが探している熊獣人。
正確には熊獣人と本物の熊とのハーフ「ビスクリオ」と呼ばれる種族。
春、夏は森の中にいたり街に出てみたりと自由な行動をとるが、
秋は冬ごもりの準備、冬は洞窟で冬ごもりをする。
母親が普通の熊であり、彼が生まれた当時父親がいなかったため名前はない。
「ワイルド」は名前がないと不便だと言われて、昔街の人間につけられたもの。
普通の熊獣人と違い、12歳ほどで成人。ワイルドを熊獣人の年齢に換算するとおよそ33歳である。


虎獣人「リング」(27)

「北の街−軍人編−」の主人公。
この街の防衛を一任される少尉であるが、少佐が「視察」と称してよくやってくるため、
あまり仕事がはかどらない。
少佐と、義父の性奴隷のような立場にある。
虎獣人は16程度で成人、人間よりは多少寿命が長くなり80程度まで生きる。


猫獣人「アウテゴ」(47)

男娼編の主人公であるビッグの育ての親であり、娼館「ソドム」の主人。
商魂たくましく、どこか男娼たちを道具としてしか見ていないと陰口をたたかれるが、
実際は心優しい主人。もちろん「商品」には一切手をつけていない。
猫獣人は20程度で成人、寿命も人間と同じ5〜60程度である。


人間「ホース」(36)

最近アティクアで流行っている居酒屋「氷室」の主人。
「まさに熊のような体格」とビッグが言っているように、全身毛深く
顔にもフルフェイスの髭が生えている。
得意料理は冷奴。


人間?「セレナ」(16)

「氷室」でビッグにホットミルクをおごった女性。
未成年は酒は駄目、といいつつ実は本人も未成年であった。
あらゆる国を飛び回り、珍しいものがあると聞けばどんな危険も顧みず突っ込んでいく。
ホースの友人。


熊獣人「イーノ」(29)

ワイルドを「ソドム」へ連れて行った当人。
単なるやりたがり。早漏だが絶倫。
最近尻に円形脱毛症が出来て困っている。


牛獣人「オウト」(23)

イーノと一緒に仕事をしている牛。
結構な巨根だが、牛としては小さいほう。
イーノの仕事仲間の中では一番の若輩者のため、大抵掘られる。
牛獣人は成人が遅く、25才までは未成年とされる。
寿命はおよそ70年ほどである。


狼獣人「エルフト」(29)

イーノの仕事仲間であり、小さい頃からの腐れ縁。
幼少時代イーノに掘られた事により男に目覚める。
イーノの本格的な相手をできるのは彼くらいのものである。
狼獣人は人間と同じく20で成人、80程度まで生きる。


虎獣人「ルオフ」(25)

イーノの仕事仲間で、エヴィフとは恋人関係。
イーノ達と一緒にいはするが、いざ欲情したときはエヴィフとのみ交わる。
甘い物好き。


獅子獣人「エヴィフ」(28)

イーノの仕事仲間で、ルオフの恋人。
やる時は、ルオフが攻めでエヴィフが受けとなる。
子どもの時、人間の女にレイプされた経験があり、それがもとで男に走る。
獅子獣人は14で成人と比較的早く、70前後まで生きる。


人間「ネット」(44)

「氷室」の隣に有る小さな宿屋「オムリア」の主人。
本人にその気はないがイーノの保護者のような立場にある。
男も女もいける口だが、男との浮気で女房に逃げられて以来女性に手は出していない。


獅子獣人「ロー」(37)

リングの上司で、少佐。
週に3〜4日のペースで「視察」と称してアティクアへとやってくる。
移動時間を考えると常に自分の仕事場を空けているといううわさ。
リングのことが好きだが、屈折しているため結局痛めつけることしかしない。


(白)虎獣人「ドン」(33)

ローの上司で、大佐。
アルビノであるため虎といっても白虎となっている。
運動能力は高く、頭の回転も早い。一般兵士の憧れの的。
実は偏執狂でサディスト。


人間「オーブ」(29)

リングの戸籍上の妻。
獣人には微塵も興味が無く、ただ単に親の言葉と金の為にリングと結婚。
家事その他は一切しない。いつも家に情夫を連れ込んで寝ている。
最近はアナルセックスに興味を持ち始めた。


人間「ザン」(51)

ローの元上司で、オーブの実父。
今は怪我が元で隠居しているが、よくリングの元を訪れては彼を陵辱している。
リングとオーブが結婚したのは彼の思惑。
水虫。


狼獣人「ハリソン」(23)

リングの部下。
リングにべた惚れだが、決して表にだそうとはしない。
もともと軍隊に興味はなく、リングがいたから入隊したようなもので、軍を辞めることに未練は一切無い。
その昔、故あってリングに借りたTシャツはいまだに彼にとって最高のズリネタ。


リザードマン「ロン」(22)

昔ワルをやっていたところを現在の師匠に救われ僧侶となる。
現在は突然教会からきえた師匠を探して、修行をすべて放り出し全国漫遊の旅。
やや頭の回転が悪く場の雰囲気に流されがち。
根は優しいのだが強面が災いして人と接する機会は少ない。
リザードマンは20で成人、寿命は60くらい。


狼獣人「ディラック」(17)

小さいころ猫の家庭に養子としてもらわれたため現在は辛い立場にある。
奴隷のように料理以外のあらゆる仕事を命じられる。
育ててもらった恩と、自分にはコレぐらいしか価値がない、という思いから必死で養父母に仕える。


虎獣人「ロック」(32)

ディラックの心の恋人。
「僧侶編」で描かれた偽侵略戦争の一員としてセレナに刈りだされ今回の騒動に参加。
流れの傭兵、というよりは今回のために傭兵になったという感じ。
思ったよりも展開が早く、ディラックとの約束を護れなかったことに心を痛めている。
ややロマンチスト。


猫獣人「ニース」(44)

ディラックの養母。
劇中ではディラックを叱り飛ばすだけの存在。
と、思いきやそれなりに愛情はあるようで屈折した性格がうかがえる。
イメージは旅館の女将。
かなりの大家族で、女腹。


狼獣人「マイク」(20)

「入隊編」の主人公。
生まれたときから自分の性器を握って生まれてきたと噂されるほど、とにかくエロい。
逞しいセックスフレンドを見つけるために軍隊に参加。
リバーシブル。


狼獣人「ガッツ」(23)

マイクの相方(?)
小さなころからとろいとろいと言われつづけて23年。
ようやく自分がとろいことに気づいたのは軍隊に入隊した後のことだった不幸者。
マイクとドンに出会うことで何かに目覚めかける。


狼獣人「ルーブ」(15)

「永遠の夢編」の主人公。
結構お金持ちのお坊ちゃま。
自分ではそれなりに常識人のつもりだが、かなりずれたところが多数ある。
「永遠の夢編」で1人の男と出会い旅に出る。


狼獣人「シン(アッシュ)」(32)

「永遠の夢編」でルーブに剣を教えた流れ者。
シンと名乗るが、実際の本名はアッシュ。
この街に来たのは最近らしく、雪の中で野宿をしている。
もともと余命が短いことがわかっていたため凍死しようと構わないという姿勢。
昔別れた「イスズ」を探して旅をしていた。
「イスズ」探しをルーブに頼む、結構無謀。


狼獣人「アイ」(47)

ルーブの母親。
成金趣味で過保護。
根はいいヒトだが、根が深すぎて窺い知れない。
スネちゃま、とか言ってそうなタイプ。


虎獣人「ジル」(27)

「涙の夜編」の主人公。
現在は石屋で働く結構な熱血漢で、照れ屋。
恋人のウシ、バズと二人暮し。
隣人のナオミとは仲良し。
絶倫。


牛獣人「バズ」(28)

ジルの恋人。
もともと流れの傭兵で、武器を見る目があるため
それを生かして武器屋の店員をしている。
ジルにくらべやや頭が悪い。
絶倫。


人間 「ナオミ」(23)

元ジル&バズの隣人。
小さいころ両親と死別し、その後親戚の間を転々とする。
「アティクア」に定住するようになったのはつい最近のこと。
現在は「涙の夜編」を経てジル&バズと共に暮らすようになっている。
三人の中では一番年下なものの、実は一番頭がいい。
絶倫じゃない。


狼獣人「スパイク」(29)

「北の街−二つの扉編−」の主人公。
自称天才発明家で、和菓子屋の息子。毎日和菓子も作らずにガラクタを発明している。
実は過去に一度だけトンでもない発明をしたことがあるが、
本人すらそれに気づかずゴミとして捨てられた。
たぶん日の目を見ないタイプ。


犬獣人「シュウジ」(18)

「二つの扉編」の主人公であるスパイクの弟分。
その昔倒れていたところをスパイクの父に拾われ、そのまま和菓子職人に。
現在は小さいながらも一人(二人)で店を切り盛りしている。
スパイクになついているためか、何をされようと家を出る気配はない。


人間「虎姫」(18)

「夢の終わり編」の主人公。
制服である黒いスーツとサングラスを常に着用している。
髪は短く、ハスキーボイスもあってかよく少年に間違われる。
仕事の関係上いつも見ている「イスズ」に興味を抱くものの、
退屈な毎日に飽き飽きしている、と言うのがホンネ。
将来の夢はお嫁さん。


人間「ダイゴ」(31)

「夢の終わり編」の主人公である虎姫の上司。
虎姫のことを「トラ」とよび、それも彼女を少年と間違わせる要因の一つである。
最近おなかが出てきたことをちょっぴり気にしている。
コンピューターを扱わせるとかなり天才的な能力を発揮するが、
やる気がなかったり興味がなかったりでいまいち能力を発揮しきれていない。
虎姫が好き。


人間「サユミ」(26)

「夢の終わり編」で主人公である虎姫にディスクを預けた女性。
超美人で同性の虎姫ですら赤面させてしまう魅力がある。
ダイゴの事が好きだが過去に告白して振られた経験がある。
今でも思いは変わっていないが、ダイゴの虎姫に対する思いを感じ取り
身を引くことを決意している。


?「イスズ」(不明)

アッシュとルーブが探しつづけていた女性。
背中からは白銀の翼が生え、美しい黒髪は腰まで届く。
「夢の終わり編」では全裸だったが、普段は着物を着用。
平安時代からタイムスリップしたかのような印象を人々に与える。
もともと彼女は「造られた」存在であり、アッシュと並んで実験材料の一つであった。
当初は実験もうまくいかなかったと考えられていたためにある程度の自由があったが、
成長とともに翼が生え、ヒトを「捕らえる」力を見せ始めたため再び拉致され、実験台となる。


狼獣人「リロード」(27)

娼館「ソドム」で働く男娼の一人。
一発抜いた後からの回復時間が尋常じゃなく早いためこの名がついた。
劇中では虎と獅子を常連客とする腕(体)のいい男娼だが、実は子持ち。
今年で13になる血のつながった一人息子がいる。(14のときの子)
最近息子が「オナニー」に興味を持ち始めたようで、
「お父さん、オナニーって何?」と聞かれ、実践して見せるべきか
適当にごまかすべきか本気で思案している。


虎獣人「メイル」(35)

やや無口な虎獣人。
結構な年で中年と呼んでもいいが、仕事柄体は引き締まっている。
ちなみに仕事は舞台役者。
色男、と街中のご夫人に評判である。


獅子獣人「ソード」(21)

デビューしたばかりの舞台役者。
メイルとは仕事仲間でよく兄弟役、ライバル役を演じている。
メイルに相談を持ちかけ酒によったところを襲う。
メイルは初めての経験であったが体の相性がよく二人はそのまま恋人に。
最近はソードの提案でマンネリを防ぐため娼館通いが日課になっている。

 

獅子獣人「フェイル(本名不明)」(19)

男の約束編の主人公。
スラム街を根城にするアウトロー。
近隣住人達からは相当嫌われているが乱暴であるため誰も口出ししない。
たまに成り上がってきた不良にケンカを売られたりするが、
問答無用でぶっ飛ばしている。
童貞。


獅子獣人『失敗作』(その他名前に類するものはナシ)(10〜14)

フェイルに発見された鬣も生えそろわない獣人。
満足な服も着ておらず、喋ることもできない。
コミュニケーション手段は主に地面に文字を書くことで行うが、
その文字も決して綺麗ではない為、なれないと相当の苦労が伴う。
どこかから逃げ出してきた後そのまま死を望む。
今はフェイルになついている。


虎獣人 サンタA(本名不明)30代

聖夜の特別編の主人公。
元飲食店店員。
照れ屋なのであまりはっきりとは言わないがかなりの心配性。
一度知り合った相手には問答無用で情けをかける。
バツイチ。


狼獣人 サンタB(本名不明)20代

聖夜の特別編の主人公。
たぶん普段は役所の倉庫の整理とかが仕事のリストラ候補。
そんな彼を見てサンタAは非常に心配している。
結構性格が歪んでいてあまり他人になつかない。